この立地のマイナス点は、周辺に住宅以外の土地があるという事である。最大の敵は小金井公園だ。この広大な土地に人が住んでいないので、トランクルームにとっては遠ざけたい立地だ。
次に、中学校だ。というのも、もちろん中学校人は住んでいないし、モノの保管場所に関しては関しては豊富なので、ここもウチの顧客はいない。
同様の理由で、嘉悦大学もウチの顧客は少ないだろう。早稲田店のトランクルームの利用者としてサークルなどの需要がないわけではないが、ほとんど見込めないと思っていた方がよい。
近隣の居住者様に向けて告知して、利用を促すしかない。
しかもこの辺りは、屋外のコンテナ型トランクルームが主流だ。これは広くて安い。そうなると、室内型を謳って差別化しようとも、お安く提供しなければ利用してみようという時にはならないだろう。
つまり、差別化と価格。幸いにして、坪面積は小さいので、周辺の人が住んでいない立地であっても、ご契約で埋めるべき部屋数も必然的に少なくなる。
しかし、それは同時にセコムや電話などの維持費が負担になる。もちろん、ウチとしては役に立たないトイレやキッチンスペースも坪数に入っており、そこも家賃負担せざるを得ないのである。
皆さんに安心してご利用いただけるように、セコムなどの警備会社はマストだし、店内照明も明るくしたいし、エアコン常時作動で空調管理で差別化したい。何しろ、室内型なのだ。
2年で結論が見えてくるとは思うが、スタートダッシュとして長期間の割引サービスなどの大胆な施策が必要になると考えている。